Friday, February 28, 2025
ANBOUND上海市臨港経済新区·長寧区開発エリアを現地視察
ANBOUND
2025年2月25日~26日にかけて、ANBOUNDは都市再生セミナーに続いて、日系主要企業とともに上海市東南部の臨港経済開発エリア、長寧区の開発エリアを現地視察しました。現地視察団には、上海市都市再生セミナーに続いてANBOUND本部国際部門責任者王怡、ANBOUNDジャパン·プラクティス顧問兼日本総支配人関戸孝洋が同行した。
臨港エリアは上海市の南東、洋山港の入り口、浦東空港の南側に位置します。同エリアには日系中小企業向けの建物が設置され、今後の開発と入居企業を待つ現状にある。上海市政府が志向する高度な都市開発を実現できるエリアと感じられる。先行き、洋山港·浦東空港とのアクセスの良さ、地下鉄や高速鉄道の新駅開業と相俟って一段と経済開発が進むとみられる。外資系企業の中でも日系中小企業向けの建物を新設し、積極的なサービス業、中小企業の誘致に取り組んでいる。長寧区は虹橋空港とのアクセスの良さから古くから日系企業の立地が多いが、近年、一段の高度化が図られている。

上海市自由貿易試験区、臨港新片区
中国(上海)自由貿易試験区臨港新片区
虹橋国際中央商務区
ANBOUNDでは、次期の第15次五カ年計画を見据え、中国政府のみならず、上海市政府は高レベルの開放性、質の高い発展に都市再生は不可欠とみている。グローバルな都市化の流れの一方、中国の都市発展は独自の軌跡を辿っている。都市再生は地域経済の成長、完全雇用の促進、公共の福祉と社会の安定に必要であり、洗練されたアプローチが急務であるとみられている。
上海市は中国国内随一の国際都市である。今回の現地視察において多くの日系参加企業は上海市政府のハイレベルな都市開発政策の志向性、日本と中国のみならずグローバルビジネスの結びつきやポテンシャルを認識する機会になったとみられる。

長寧区政府の議論